今日は簡単なパニック障の改善の仕方、治し方をやってみたいと思います。パニック障というのは、急にドキドキしたり心臓が止まるような怖い気持ちになったり、絶望感に駆られたり、死ぬんじゃないかという気持ちになったりする症状です。その症状を何とかして取ろうと思って、いろんな方法があるかも知れないけど、我々は簡単な捉え方をします。とにかく深い息を出来るようにな状態を作ろうと思います。パニックになる時は酸素不足に陥っているので、呼吸する筋肉を柔らかくしてほぐして、呼吸が深く出来るようにしてあげる。
 ちょっとやってみましょうか。一番簡単な方法ですね。息をとにかく深く入れるためにこんなことをやってみます。例えば、こういう風に背骨、脳脊髄を十分に働かせられるような体の状況を作るんですね。こういう風にすると、意識が頭にあった不安感や恐れとか悩みだとかを全体的に背中に移動して、全身の細胞で分散するというか、そういう状態を作ってあげるんですね。そして呼吸して下さい、深く息をして下さいというと案外しやすいんです。この状態だと。なるべく深く息して下さいと言うと、自然に息が下の方から入ってくるという感覚を味わえるんですね。
パニックになった時はどうしても呼吸が深く吸い込めません。何故かと言うと頭に不安感だとか絶望感だとか恐れだとか・・・そういう緊張感でいっぱいになるからですよね。体がこわばります。だから体を柔らかくしてあげます。一番手っ取り早く出来るのが、背骨を使うことですよね。背骨をしっかり緩めてあげる。そうすると、体全体で呼吸が出来るような気持ちになれます。そういう肉体の法則を使うんですよね。頭で一生懸命不安にならないように、ならないようにとなるんじゃなくて、体の法則を使う。体の60兆の細胞にその不安感、絶望感、恐怖感、怒り・・・それを分散してもらう。そのためには脳脊髄、背骨を使うのが一番いいですよね。
という方法と、呼吸する筋肉をほぐすのに、こういう方法も使ったらいいんですよね。ここへ座って・・・肩を出します。呼吸する時にですね、肩の周りや胸の周りのの筋肉が縮こまっていることが多いんです。だから・・痛いくらいに肩の筋肉をほぐしてあげると、痛いけど気持ちがいい。胸の筋肉もちょっと痛いくらいに。ほぐすような感じで。今は逆に締め付けていますけどね。これが返って気持ちがいいんです。取った時にハッと深い息が蘇ってきます。そういう深い息を蘇らせるために、堅くなった筋肉をほぐしてあげるんです。恐怖感とか怒り、不安感・・そういう心の緊張が筋肉の筋に蓄えられる。そういう緊張感が呼吸をし辛くしますよね。その状態をこういう風にして解放してあげる。肩の周りの筋肉を柔らかくしてあげる。胸の筋肉を解きほぐしてあげる。多少痛くてもちょっと我慢してもらって。で、グッと肩を引く感じ。息を吸い込んで下さい。そうすると息が入りますよね。しやすい。面白いですよね。今は締め付けられてるけれども、返って気持ちがいい。何故か? 今頭の緊張が散らされている。さっきは背中だったけど、今は肩から腕、胸。解放されているという感じですね。不安感、絶望感、恐怖感が今分散してるという感じ。